自己肯定感を高め、自分を好きになることは、自分の人生を望み通りに作り上げる第一歩です。
自己肯定感とは
自己肯定感。
最近よく聞く言葉ですね。
「自己を肯定する感覚」だということは、なんとなく分かります。が、ナルシシズムに満ちた自己愛とどう違うのでしょう。
私は、自己肯定感と自己愛との違いを、以下のように考えます。
自己肯定感と自己愛の違いは、自分の個性を正確に理解しているかどうかです。
自分には、こんな長所がある。こんな短所もあるけどね。
でも、どれも自分。そんな自分を大切にしよう。
これが自己肯定感です。
対して自己愛には２種類あります。
- 自分を過大評価する
- 自分を過小評価する
①は、分かりやすいですね。
可愛く美しく加工した自撮り写真のように、自分の長所だけが大きく歪んで見えている状態です。自己像が現実より美化されています。
でも、現実の自分と大きく違うので、自分が思ったような評価を得られなかったり、自分の思うような人生でなかったりします。
こんなに素敵な自分なのに、なぜ認められないの？
なぜ思ったようにならないの？
私以外のみんなが悪い！現実が悪い！
と、不満と怒りにあふれた現実となっているでしょう。
②は、分かりづらいですね。
自分を過小評価しているのに、なぜそれも自己愛なのでしょう。
自分を過小評価している人には、自分の長所が見えていません。
自分のことが、無価値な人間に見えてしまいます。
そんな自分をただただ憐れみます。
私には何の価値もない。
なんて可哀想かわいそう可哀想な自分。
厳しいことを申しますが、これは自分を甘やかしている状態です。
自分の中にある、宝石のような素敵な自分を発掘してほしいです。
誰の中にも、素敵な自分はあるのです。
それを探す努力をしないで自分を憐れむのは、やはり自己愛でしかないと私は考えます。
自己肯定感が低いとどうなるのか
では、自己肯定感が低いとどうなるのでしょう？
自己肯定感が低いままで、自分のことを好きになれないままで、幸せになることはできないのでしょうか？
自己肯定感が低いと、以下のような弊害が生まれます。
自己肯定感が低いことによる弊害は、このようにたくさんありますが、その中でも一番厄介なのは、「他人の機嫌に左右される」ことだと思います。
他人の機嫌に左右される人は、他人が機嫌が悪い時に、その原因を自分にあると感じてしまいます。
あの人機嫌が悪い…
私のせいかな？私が何かしたかな？
他人の機嫌の悪さを自分のせいにすると、他人の顔色を伺うようになります。
そうすると、モラハラ気質の人に狙われやすくなるのです！
モラハラ気質の人は、自分の機嫌の悪さを人にぶつけて、その人がどういった反応をするかを観察しています。
モラハラ気質の人は、自分の機嫌で人をコントロールするのが大好き。
機嫌の悪さを人にぶつけてみて、その後、その人が自分の機嫌をとってくるようならば、その人は自分の機嫌でコントロールできる人ということ。
自分の機嫌ひとつで、自分の思うように動くと知っているのです。
ゆえに、他人の機嫌に左右される人は、モラハラ気質の人に、コントロールされてしまうのです！
しかも、モラハラ気質の人が次から次へとやってきて、自分にリスペクトのない接し方をされてしまうのです！
恐ろしいですね。
自己肯定感の高い人は、機嫌の悪さをぶつけられた時に、その原因を自分に求めません。
あの人機嫌が悪いな。
ま、私には関係ないけどね。
今日は近寄らんとこ〜
自分の機嫌は自分でとる！
みやぞん
これはまさに真実で、大人なら自分の機嫌は自分でとるべきなのです。
誰でもどんな人でも、機嫌の悪さを人にぶつけるべきではありません。まともな大人なら、自分で何とかするはずです。
機嫌の悪さをぶつけてくる人は要注意です。
ゆえに、機嫌の悪い人がいたら、自己肯定感高いちゃんのように自分と切り離して、近寄らないのがベストなのです。
私自身も、長らく自己肯定感が低く、人を妬んで羨んで蔑んで生きてきました。
全然幸せではなかった。その当時のお話はこちら。
自己肯定感が高いとどうなるか
では逆に、自己肯定感が高いとどうなるのでしょうか？
私は、以下のように考えます。
私は、自己肯定感の高い夫の影響で、徐々に自己肯定感が高まりました。
自己肯定感が低い時には、自分も嫌いだし、他人も嫌いでした。
自己肯定感が低い頃の世界は、自分も他人も嫌なヤツばかりがいる世界でした。
自己肯定感が高まると、自然と自分の長所も他人の長所も見つけられるようになりました。
素敵な人がたくさんいる世界に変わりました。
自分にリスペクトのない人からは、スッと離れられるようになりました。
生きやすくなりました！
自分を好きになる星占い
星占いで、どうやって自分を好きになることができるのでしょう。
自分を好きになるには、まずは過不足ない自己理解から。
私を例にとって、どのように自分を理解していくかをお伝えいたします。
まずは天体のバラつきを確認する
こちらは、私のネイタルのホロスコープです。
ネイタルとは、生まれたその瞬間の星回りで、生まれ持っての運勢が表れています。
私のネイタルは、天体の多いところと少ないところが、ある程度はっきりしています。
①には、天体が５つもあります。しかもその内３つは、個人天体と呼ばれる私の個性を表す重要な天体です。
ホロスコープは、12の部屋に分かれています。その部屋は、ハウスと呼ばれるものであり、ハウスごとにそれぞれ別の場所・分野・テーマを持っています。
①は、3・4・５ハウスです。そしてこの３つに共通するのが、「自分が何をするか」というテーマです。
私にとって、「自分が何をするか」が人生における大きなテーマであることが分かります。
やりたいこといっぱいあるよ！
世界一周したいし、『相棒』にも出たいんだ〜💖
対して、②には、天体が１つしかありません。
しかも、ここに位置する唯一の天体は海王星で、この天体自体は私の個性にはあまり関係のない天体です。（他の天体に影響を与えるという意味では、個性に影響しています。）
②は、6・7・８ハウスです。ここに共通するのが、「誰といるか」というテーマ。
私にとっては、「誰といるか」はあまり重要ではないようです。
天体の位置する場所によるバラつきの他に、感受点（天体、アセンダント、MCなどの総称）の星座を、２区分、３区分、４区分に分けて考えます。
２区分…積極性
- 陽：能動的、外交的
- 牡羊座、双子座、獅子座、天秤座、射手座、水瓶座
- 陰：受動的、内向的
- 牡牛座、蟹座、乙女座、蠍座、山羊座、魚座
３区分…行動タイプ
- 活動宮：活動的、新しいことを始める
- 牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座
- 不動宮：継続する、着実に進む
- 牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座
- 柔軟宮：変化に対応する、臨機応変に動く
- 双子座、乙女座、射手座、魚座
４区分…気質
- 火のエレメンツ：「精神」、積極的、情熱的、独立心、プライド
- 牡羊座、獅子座、射手座
- 地のエレメンツ：「物質」、安定、堅実、忍耐力、現実的
- 牡牛座、乙女座、山羊座
- 風のエレメンツ：「知識」、社交性、軽快さ、情報、合理性
- 双子座、天秤座、水瓶座
- 水のエレメンツ：「感情」、情緒的、人情、共感、優しさ
- 蟹座、蠍座、魚座
私のネイタルは、２区分・４区分ではあまり偏っていないのですが、３区分では柔軟宮に大きく偏っています。柔軟宮の感受点が７つ、不動宮は１つしかありません。
このことから、状況に応じて臨機応変に動けるけれど迷いが多く、継続することが苦手ということが分かります。
学生の頃、仲の良かった先輩に
「お前は根無草のように生きる！」と予言されたよ〜
スナフキン憧れがあるので、ちょっと嬉しかったよ！
３つのポイントで性格を見る
性格を表す３つのポイントがあります。
③アセンダント：生まれた時からつけている仮面であり、行動や考え方の基盤です。
④月：感情や潜在意識が表れる天体です。リラックスした状態で出てくる性質です。0歳〜7歳頃に発達します。
⑤太陽：意志、顕在意識が表れる天体です。理想の生き方を教えてくれます。25歳〜35歳頃に発達します。雑誌などでよく見る星占いは、太陽星座で占っています。誕生日が星座の境目の日でなければ、誕生日だけで分かる星座です。
私のネイタルでは、③アセンダントが双子座です。
双子座は好奇心旺盛で、広く浅く学び、多くの人と軽く交流し、ちょこまか動きます。
自分の中に双子座があるなんて知らなかったけれど、思い当たることがたくさん！
多趣味で、漫画描いたり、踊ったり、歌ったり、芝居したりしてたよ。
ちょっと興味持ったら何でもやってみたい！
バンジージャンプ、スカイダイビング、スクーバダイビングなんかもやってみた。
夏は毎年海に行って、ボディボードやってるよ！でも極めるほどじゃなくて、年に２・３回。広く浅い！
多くの人と交流できるSNS大好き！用途に応じてアカウントを複数持ってるよ！
④月は魚座です。
魚座は、共感力が高く、他者との境界線が曖昧。直感力と想像力が豊かで、夢見がち。
こちらもやはり、思い当たることがたくさんあります。
人の悲しみをもらってしまうことがあるよ。
でも、人の喜びも嬉しく感じるから、この性質は気に入っているよ。
⑤太陽は獅子座です。
獅子座は、自己演出や創作が得意で、自分を表現せずにはいられない星座です。
私は、獅子座と乙女座の境界の日に生まれています。雑誌の占いなどを見ると自分の太陽星座は乙女座と書いてるので、25歳くらいまで、自分は乙女座だと思って生きてきました。
乙女座の天体も2つあるので、自分の中に乙女座の性質も持ち合わせているのですが、太陽が表す理想の生き方を考えると、獅子座の方がしっくりきます。
獅子座の理想の生き方は、「自分を演出し表現する生き方、または、自分らしい新しいものを作り出すような生き方」です。
しっくりくる！
私を見て！と思って生きてる。アラフィフでも。
③④⑤は、４区分に分けると、それぞれ別の性質を持ちます。
アセンダントの双子座は、風の星座。
月の魚座は、水の星座。
太陽の獅子座は、火の星座。
自分の基本的な行動・考え方と、自然体の自分と、意思決定する自分が全く違うのです。
自分のことを理解するのに、時間がかかってしまいます。
誰も自分のことをわかってくれないと思っていたなあ。
自分が自分のことを理解しづらいので、当然だよね。
人生のテーマを見る
私の太陽は、3ハウスの終わりの方にあります。ハウスの境界線（カスプ）が一番力が強いので、境界線の5度以内にある場合は次のハウスにあるとも考えられます（5度前ルール）。
どちらのハウスも、人生のテーマとなり得ます。
また、私のネイタルでは金星と水星も4ハウスにあるので、私にとって4ハウスは非常に重要です。
金星と水星は、太陽からあまり遠くに離れることはないので、太陽・水星・金星が同じハウスにあることは珍しくありません。
さて、4ハウスですが、家や家族を表す場所です。私にとって家や家族が、人生の中で重要事項であることが分かります。
生まれた家は、賑やかで、明るい家族でした。
生家を出てから、15年ほど一人で暮らしていました。それはそれで、気楽で楽しかったです。
結婚することや自分が子どもを産み育てることに不安があり、結婚も出産も遅かった私です。どちらにも自信がなかった。
しかし、結婚も出産育児も、私にとって欠かせないものでした。どちらもやってみて、とっても幸せです！
幸運の生かし方、乗り越えるべき試練、社会的使命を見る
⑦木星で、幸運の生かし方と幸運が訪れる場所を見ます。
私の木星星座は、牡羊座。牡羊座は、行動力と決断力が高い星座です。スピード感を持って物事を進めた時に、幸運を生かすことができます。
その木星は、11ハウスにあります。11ハウスは、広く対等な友人関係を表す場所です。
「やりたい！」と思ったらすぐ行動するよ！やりたいことはずっとやりたいことなので、やるデメリットに悩むより、やってみる方法を考えた方が早いと考えているよ。
行動したことが、次のラッキーに結びついた経験が多いよ！牡羊座が生きているね！
また、関係性が対等な趣味サークルをすぐに作っちゃうよ。11ハウスだね！
⑧土星で、乗り越えるべき試練と、試練が訪れる場所を見ます。
私の土星星座は、蟹座。蟹座は愛情豊かな星座です。私には愛情について乗り越えるべき試練があります。
「自分が愛される存在であると信じる」
これが、土星蟹座が示す乗り越えるべき試練です。
私は、自分が愛される存在であるとなかなか信じることができませんでした。
ゆえに、好き同士だから恋人になったはずの彼からの愛も信じられず、束縛してばかりでした。
「私を愛して愛して愛して」ばかりで、自分が彼を愛せていたかは分かりません。
この頃に、土星の試練を知っていたらと思います。
私の恥ずかしい恋愛は、こちらに詳しく書いています。
土星は厳しいけれど愛がある、師匠みたいなものだよ。
土星先生とよく呼ばれているよ。
土星が示す試練が響く人、多数だよ！
⑨は、MCと呼ばれる社会的到達点です。社会に見せる顔であり、生まれたからには果たしたい社会的使命を表す場所です。
私のMC星座は、魚座です。
MC魚座の社会的使命は、「高い共感力を以って、他者と繋がり、他者を理解し、他者の傷を癒すこと」。
占いを通して、自分を好きになって、自分が望む人生を創造するお手伝いがしたいと、心から思っているよ。
私の個人的見解としては、他者と共に生きる訳ですから、社会的使命は果たしたいものではあります。でも、人生のゴールではない。
社会的使命を果たした後にも人生は続き、その後は自分の理想の人生を邁進すると、自分でも納得できる人生になるのかなと思っています。
つまり、MCの後に太陽に戻ると。
社会的使命という義務を果たし後に、自分の人生を生きると考えています。
星ぼしの影響を見る
最後に、天体同士の関係を見ます。
天体は、お互いの位置関係により、影響を与え合っています。
影響の強さや性質は、天体同士の角度によって決まります。
この影響を与え合う角度のことをアスペクトと呼びます。
青い直線で表されているのが、ソフトアスペクト。力が穏やかで、適切な影響を与え合っている関係です。
赤い直線で表されているのが、ハードアスペクト。力が強力で、使いこなすのが難しい過剰な影響を与え合っている関係です。
私のホロスコープには、ソフトアスペクトもハードアスペクトも両方ありますが、一際目に付くのが、赤い直角三角形で印をした⑩のアスペクトです。
こちらは、3つの天体が過剰な影響を与え合っている複合アスペクトで、Tスクエアと呼ばれるものです。力が強過ぎて、なかなか厄介なアスペクトなのです。
私のTスクエアは、金星を真ん中にして、火星、海王星と形成されています。この3つが過剰な影響を与え合っています。
金星は、愛と美を司る天体。恋愛や生きる喜び、楽しいこと、お金についても金星が関係します。
火星は、情熱を司る天体。怒りや焦りをもたらしたりもします。行動を促すのも、火星です。
海王星は、直感力と想像力をもたらす天体です。影響が適切だと勘がよくなったり、芸術的な才能が開花したりする作用がありますが、過剰な影響を受けるとその直感が正確でなく妄想的になることも。
このTスクエアのせいで！若い頃は恋愛にのめり込みましてね…恋愛に貪欲だったし、盲目的で地に足がついていない恋愛をしていたし…完全にTスクエアに振り回されていました。
でも、この強い力を上手いこと使う方法はあったのです。
金星の方向性を恋愛に全振りするのではなく、好きなことをたくさん作って、それぞれに貪欲に行動すると良かったのです。
私の場合は、芝居であり、ダンスであり、旅であり、数々のアクティビティーでした。面白そうと思った事に次々と飛び込んでいくようになってから、Tスクエアの強力な力を使えるようになってきました。
特に芝居やダンスは、海王星の過剰な力も回すのに適していました。
私の場合は、恋愛で一度ズタボロになってから、意図的に依存場所を増やすつもりで始めた事ですが、星が読めていたら、恋愛でズタボロになることはなかったと思います。
自分の持っている星回りを理解して、適切な行動が取れていたはずなのになあと思うのです。
私のハードな複合アスペクトは、それだけにとどまりません。
◯11に、オレンジ色の正方形があるのが分かりますか？先ほどのTスクエアと、天辺にあるMCという感受点を合わせると、さらにハードなグランドクロスという複合アスペクトを形成します。
一般に、複合アスペクトにアセンダントやMCは含まないのですが、金星・火星・海王星から、MCに強力な影響が与えられているということがわかります。MCは天体から影響を受ける側となるのです。
先ほども述べましたが、MCは社会的到達点、社会的使命、公の顔を表します。つまり、仕事として社会にどのように貢献できるかということを示す場所です。
ここに、金星、火星、海王星が強い影響を与えているということは…
- 金星が示す私が好きで楽しいことを
- 火星が示す情熱を持って
- 海王星が示す直感力と想像力を使って
- MCの示す仕事として生かす！
しかも、火星が位置する12ハウスは「目に見えないもの」を示す場所であり、スピリチュアルが含まれています。
海王星が位置する6ハウスは、人に奉仕することを示す場所です。
私のネイタルの中のグランドクロスを読み解くと、正に占い師という仕事にピッタリです！
そうか、これだったんだ…占い師だったんだ…
柔軟宮過多の私は、迷いが多く、仕事においても転職に転職を重ねてきたのですが、星を読めていたら、若い頃から迷いなく占い師になっていたのかもしれません。
あなたが自分を好きになるために
自分を好きになること、自分の個性を受け入れて自己肯定感を高めることが、あなたの望む人生を歩むのに必須であることはご理解いただけたでしょうか？
また、そのために、星占いがあなたの望む人生を歩む道標を与えてくれるということも。
私に、あなたが望む人生を歩むお手伝いをさせてください。
あなたという人を、あなたが望む人生はどんなものであるかを、ひとつひとつ紐解いていきましょう。
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